2011/09/04

草に挨拶

ひとりでに、草に挨拶
そうゆう習慣を、わすれないように。

迷い込んだ山道の奥には、赤ジソと、芋と、赤いハイビスカスの畑。
草生い茂る、足にからみつくカナムグラが痛い、緑の平地をかき分けながらゆく。
どこから種が飛んだのか、ちいさなホオズキが点々と生えていた、
袋をやぶって中のまるい実をかじると、あまくてすっぱい、うれしい味がした。
太陽の印象が残った。

ちいさな商店街、道にかかれた矢印マークの前に、約束もしていないのに、
どんどん友人が集まって来て、井戸端会議がおこなわれた。
とてもここちのよい、日暮れのとき。不思議だった。

蝉がしんで、すずむしがうまれている。
グウチョキパーみたいな虫達が、一生懸命にうまれていきてる。




力のぬけた雨が降る。
いい音すぎて感動してしまう。

けれど、すこし肌寒くて、しろい風がかなしいかんじがする。