2011/07/25

猫ドライブ

子猫はもう、酸いも甘いも噛み分けてきたのよ ってくらいおちついていて、
そして、ぼおんやりしていた。
近づいただけでごろごろと喉から重低音を響かせた。

なんだかずっと夢みてるみたいに、しあわせな子でした。
急にお兄さんになった手裏剣(猫)によりそってねむる。
ワッツマイケルと同じ種類なきがします。

それからとつぜん夜中のドライブ
こばやしのバースデーだったことにきがついて、勢揃いしてピーナッツもやしを食べた、
はじめて見たし、はじめて食べたけれど、おいしくてびっくりしました。
ビジュアルは、なにかの胎児みたいでおびえたけれど

こばやしは29になったから、肉をたべておいわい。

きのうはアトリエ
油絵にいどむ 勇気をだして慎重にかいてた絵をぜんぶ上からつぶしてちゃんとあそんだら、ひさっしぶりに油絵のたのしさを思い出した。でも、えがきたいのはこれではないかんじがした。また来週。乾いたら、またね。



それから今日はひとめぼれして買いました。陶器、出西窯のお皿。
なにを盛ってたべようかな。

ほんとうに、ただの記録だ
でも魔術はすこしもどったかんじがした くるしくても、絵はかくべき

 



2011/07/24

愛すべき日々

子猫を見にさかい家にいく前に、夕方四時、よろずやにビールを買いに寄ると、
みつおさんが一人でもう飲んでいて、みつおさんは去年食道がんをやってからいつも元気なく
林檎ジュースをはしっこですすっていたのだけど、
今日のみつおさんはなんだか生き生きしてる。ノンアルコールビールのカンカンと、やっぱりべこっとへこんだ紙パックの林檎ジュースが置いてあった。
だけどもなんだか今日のみつおさんは活きがよかった。まあのんでいきなさいよ、と
椅子を出してくれたので、すぐ行くつもりが小1時間、ひっかけてしまった、
みつおさんの話はなぜかみんなそんなに長く聞きたがらないのだけど、
わたしはなんだかすごくみつおさんの話がすき。
ハトレースの話や夏バテしないレモンジュースのはなし、
紫蘇とキュウリとカブのピクルスのつくりかた、食べたカボチャの種からカボチャを育てる方法、魚の肝を土に埋める話、野鳥の声のうつくしさについて。
話題はつきないし、興味しんしん。ほんとたのしい。活きのいいみつおさんに会えて、こころからうれしかった。よろずのおかあさんに剪定で切った柏葉紫陽花の花をあげると、すごくよろこんでくれた。かありんちゃん、これドライにしたいねえ、でもはじめは水につけようか!とにこにこ。うれしいな。

つづく

2011/07/20

のみすけのサマー



あー、のみすけのサマーは、
そうだった
これだ

おばさんではなく、おじさんになるのだ

すいすいすーい

2011/07/18

majutu


最近、魔術をわすれてる

そうゆうちからがあったことも

思い出さなくちゃ、、

2011/07/12

work work wwoork

はたらくっていうことを考える。

ずっと生涯つづけつづける動き はたらきをみつける。
私はそれはつくること、絵がくこと、もう随分昔にみつけてしまった。

それはこわいくらい自然に、いつのまにかはじまっていて、いまでもつづいている、
いつまでもつづくことを願って、いつまでもつづけるために、生きている
だからそれを守る為に、嫌なことはなるべくしなかった。嫌な事をすると、嫌な絵になるから
暗いこころは身体にも絵にもすぐ表れる
みえみえ スケルトン

いい絵をかくために、すこやかで、かつ、動ける為のお金をかせがないといけない。
考えるわ、わたし、考える でも、最終的にはあがいてもあせってもしかたがないから、身を任せる いとしい風



きのうはよる 浜でお酒をのんで、そのあと砂の上に座って 海とかがやく月、かがやく水面をみた。もしかして、ずうっとわすれないかもしれない。
こころが海そのものになるような感覚、これ以上の幸福はないようにおもっちゃった。友人と一緒に並んでみていたのだけど、ほんとうにいきててよかった、と
ひとりで(みんなも?)もうれつに感動してなみだがちょちょぎれそうでした。

そう、それも、わたしのわわわーく



植物もすきだ 砂も、海も月もおひさまもすきよ 

2011/07/11

蘇鉄

遠くからでも、ひろじいがにやついているのがわかった。

ヨットハーバーで働くひろ爺が、ヨットを運搬する重機を操作しながら、
私がハーバーに来たのにきがついて、
真っ黒に焦げた顔に、まっしろい三日月のような歯をかがやかせて、
にたにたしている横顔がみえた。

またからまれる、とおもってそそくさとジョーロに水をくみ、光り過ぎている太陽にもやされながら、蘇鉄とシクラメンの大きな鉢に水をやった。
案の定、よいしょと重機を降りた白い歯が、海の方からいっそう弓形になってこちらへうれしそうに向かってくる。

どもー おつかれさまです とわたしがいうと、すぐさま
ちょっとこっちこっち、1分でいいから見に来てくれよ、と、ひろじいがハーバーの人に内緒で(バレバレ)育てている、蘇鉄の実生の赤ちゃんコレクションと、路地の割れ目から生えているのを救出したというアコウの木、ハイビスカス、だれかからもらった紫陽花、ナギの幼木を見せに私を事務所の裏側にさそった。みえないロープでしばられて連れて行かれる様な感覚で、はいはい、またね、もー まったく〜とかいいながら
わたしもにたにたついていった。
こないだとうとう怒られちまってよう、かたづけろっていわれちゃったんだよう
でもね、こっちに移動したの、みにきてよ といって、ぐんぐん謎の奥地につれてゆく。
いってみると、大事に育てていたハイビスカスは6鉢くらいあったのが、2鉢に減っていた。そしてその近くの鉢をさして これ、だめかなあ、みてよ、おしえてほしいんだよ といってカラカラの土にささってすっかり色のさめた枯木の棒となったハイビスカスの亡がらを、ぐらぐら揺らし、
こいつ、しんじゃったかなあ、でも根は生きてる気がするんだよ と嘆いた。
見てみると、もう根も張っていないし生気がない。うーん、これは、、もうだめかも、、しんじゃってるかも
というと、ひろじいは悲しそうに そうかあ、じゃあこっちの生きてるヤツのを挿し木してやるか といってしょんぼり顔で目をふせた。でもすぐさままたキラキラしだして、
こっちこっち と別のセクションへ移動。
ほいほいとついていってみると、蘇鉄の赤ちゃんコレクションがすごい増えている。
一つの鉢に10個くらいの大きな蘇鉄の種がポカンポカンと並べられている、
蘇鉄の種ってゆうのは、ちょうど親指と人差し指の先をくっつけてつくった輪と同じくらいのおおきさで、ちょうどこんな雫型をしている。数えきれないくらいの蘇鉄が生えているここでは、この種はよく落ちているのです。
これのお尻から、尻尾みたいに艶かしい黄緑色の芽がでて、一旦土にもぐって、それから再び地上に伸びてくる。
こいつは今年でたの、こいつは1年生、こりゃあでてこなかったな とひとつつつ解説するひろじーは本当にうれしそう。
あんまやってるとおこられっちゃうからよう といそいそしながら、私が水をやってた(公式に植えた)大人の蘇鉄の木をみて、これいいなあ、あっ子株 とかいってよろこぶので、
こんくらいまで育ててくださいよ とにたにた言ってみたら、そんときゃ死んでるよ、と
ちょっぴりまた悲しそうなわらい顔をした。生きててください、またみにいきますよ というと
ふたたびにっこり笑って、ちょくちょくみてやってくれよ〜といって、どもー といって私たちはその場を解散した。