2010/04/24

起きている、覚めている、冴えている



そんなかんじ、だぜ

きのう最近仕事場で恒例になりつつある焚き火で、
オレンジの色っぽい光に顔照らされながら、たしかに全然色っぽくない言動で
原始人の様に、火だ、火だ、とはしゃいでいたら、
お父さんと同じくらいの年齢の、木を切る人に、
かりんさんは、かりんくんだね?とにこにこしながら言われて、
このひとはやっぱりすごい、とおもいました。


10年くらい前に古本屋で見つけた、サガンの闘病中に書いた文章に、ビュッフェが絵をつけたTOXIQUEという本があって、えらくえらくかっこいいのだけど、
最近サガンが映画になって、それを最近みたとこだったので、
引っ張りだして読み返していたら、まさにその本の話が出て来て、
あらーってなって、他にもグールドやビリーホリディの話、
ヴァッサーの話、みかん畑の話、
わたしの男性性を見抜いてくれたのや(おんながすきなわけではない)、
そのひとは、ぼくは女性の部分を強めたいのよ(彼は男性)、とか、
自分の中におばさんが住んでる、とか、ほんと冴えた会話が
夜の小雨の中、海の前、ブルーシートの屋根、焚き火のほのおの中で、
キラキラと輝きをはっして、火の風や、潮風に膨らんだブルーシートの雨避けは
気球のように膨らんで、みんな口々に、このまま上空に飛んで、宇宙までいっちゃえばいいのに、とか、いや茨城くらいでいいや、とか言っていて、
すべてが最高に美的なんでした。ザブーン