2010/01/15

涙がやってくる音も無く もうさびしくない、サンディは成仏した、もうこわくない、一人の部屋も
くりかえす おもいださないように口にださないでいる
枕元にサンディをみた 何日か前に。薄暗い早朝に。はっと起き上がって触れてみると、マイロだった
マイロが私の枕元にいる。初めてのことだった。母親に話すと、マイロに乗り移ってカリンのそばにもう少し居たいのよ、
もうすこしだけ、居させてあげて、と
言った。

わたしはそんなはずないよ、サンディは成仏したんだ
と言いました。

気を張る時間が長い程、心に抱える光りは増して、それはしずかなしずかな風船のように膨らんで
突然 やぶけてしまう

まぶたで隠しても隠しても、瞳を覆う光りは増えてゆくだけ それは涙に灯っていくらでもこぼれおちることができる。
こぼれおちたって、去っていく物じゃないし、しらない こんなところに露呈してどうするの
ばかみたい、さびしい。