2010/01/30

ダークマター


ダークマターの謎が解明されるかもしれない。もうすぐ、たしか岐阜で

数年前、友人から電話がきて、明日から岐阜いかない?と言われて2万円くらい握りしめて岐阜へ何日か行った
当時家具の職人をしていた友人がくらしていて、あたまがとろけるほど穏やかな土地、と、メンツだった
とてもたのしい思いで

車で金沢の方面にがたがた走ってるときに、その研究所を通り過ぎた気がする スーパーカミオカンデ
1000mの厚みの鉱山の中に空間を掘って、余分な宇宙線をシャットアウトし、中に水を満たして
円形の実験装置の中に、ダークマターが当たったときに光りを放つ仕組み

ドキドキする、サイエンス は、ギリシャ語では好奇心、知識欲という意味なんだって
ほんとうに、ドキドキする








2010/01/28

トット




ゾンビが顎をゆさぶってる夢

トットちゃんは、頭のかつらに空間があって、飴とか、お菓子をいれてるんだって話をしたら
知ってる人が居て、ああ、ほんとうなんだ とわらった

2010/01/27



なんてこと

私はオリオンの3つの星だった(占いによると)
やっぱりエスパーかもしれない


それから、

今日10代のころからずっとふざけあってきた友人の子供が産まれました。うれしいったらもう
おなかに居た赤ちゃんが出てくるなんて 人の身体ってすげーや おかあちゃま、産んでくれてありがとう
2人の人から1人でてきて

3になるなんて

あら、まさか、









   *       *


     *
      *
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  *       *












!さ、サイコロ星!

2010/01/26

柑橘どろぼう





黄金の竹は元気にしてるかな

そろそろだな、とおもって、アトリエの裏の急坂をのぼって、大好きな蜜柑畑へ歩いた
黄色 橙 黄金 ああ、柑橘類たちの、かわいい実が、たわわになっている
振り返れば海 なんて良い気分 汽笛が聞こえる

粉の様な日差しの中で、胸が高鳴って、がしがし登った
黄色い小さな実を拾って、すぐにむいて食べた ちょうおいしい
酸っぱいんだろうよとおもっていたのに、甘い!すてき!
柑橘の種類が多すぎて、名前を知らない
ふわりと香りが漂って、見上げると、濃いピンクの梅が満開に咲いていた。


いくつか落ちてるのを帰り道泥棒した、
でもふもとでいつも買って帰るよ、みかん 150円でてんこもり 砂糖のように甘い 
すばらしいよ、蜜柑  わたしのみかんの景色よ

それにしても、この写真は去年のだけども、ボートをチューリップ畑にするなんて、なんていいアイデアなんだろ
ばんざい

2010/01/25

日常/場違い


おととい、朝から壮大な水やりをして、

それから花を摘んで、ホースのノズルを交換して、チューリップの芽を確認して、
枯れたツルニチニチソウを掘り起こして、顔中砂まみれでうっすら茶色になって、寝て、記録して、本読んで、
お化けカボチャをどこに植えるか相談して、
タイムカードを押して、

そこから急いで神奈川県民ホールへ行きました。その日が最後の日、展覧会を見に行ったのです。
友人が働いていて、面白い展示だから、と念を押して言っていたので、おもしろいんだろうなあ、とおもって
行ったら、本当、笑いあり、美しさあり、とてもスリリングな展覧会でした。おもしろかったなあ。
うん、全員おもしろかった。
特に私は、佐藤恵子さんのインスタレーションがぐぐっときました。
彼女は助産婦を10年間もやって、その後海外の美術学校へ進学していて、それもとてもおもしろいなあ


糸と切り株の切り口を天井とつなぎ根元には土と植物と電池が刺さっている。
すてき 割れた食器の並びやパスタの並び、砂にささったガラス瓶、破片 どれもこれもなんだかどきどきして、
うつくしさを感じました。しかし、糸と切り株の作品、私の今度やりたい作品のイメージとすごく近くて、
アッ と息をのみました。アッ ああ、、 す、すてき  にこにこが我慢できない

それにしても、自分のクオリティーの低さをなんとかしなくちゃいけないね
技術とセンス 宙からひきずりおろしたい そうゆうもの  そしてお上品に、噛み砕くのです

半月が脳裏にうかぶ 半月がついてくる、かわいい半月

2010/01/24

贈り物

大好きな友人から贈り物が届いた。とっても愛のこもった。
いつも彼女からは心のこもった、愛が隙間なくしきつめられた手紙や贈り物が届く。
しかも、とてもハイセンスかっとばし
やさしい心に触れて、胸がいっぱいになった。
ほんとうにそれは奇跡みたいなものなんだ。そういった瞬間を感じた。

気がつくと、毎日手に取っている。触れるとなんだか安心する、それは、あのこに似てる
彼女の祈りは物体化できてる これじゃあ、まるで 魔法よ うれしいよ

ありがとう

2010/01/21

エトワール





先週オペラシティへ
セシル・バルモンドの展示と予備校時代の先輩講師でドイツから帰って来た熊谷直人さんの展示へ行きました。
http://www.operacity.jp/ag/exh114/
http://www.operacity.jp/ag/exh116.php

セシル・バルモンド 数学、構造デザイン、幾何学模様、光りと影 すごくおもしろい。私の脳みそではおっつかない、
異次元世界 蓄積されてゆく どきどきする程かっこうよかった。わたしの憧れでもっとも遠いスタイリッシュな世界

熊谷さん 久々の対面(作品と)、作品の色やビジュアルは変化しても、
本人の無表情と平たい口調と熱い内容の違和感と絵の得体の知れない違和感は共にある この違和感がくせもの おもしろいな
自然光で見た作品の見え方が断然よくて、すべての作品に薄い太陽の光りを当てたらとても美しいのだろうな、と思った。



その後宇宙の話を聞きに大手町へ
美術家、天文学者、文化人類学者、考古学者が最新の宇宙の姿と古代の宇宙観を

ウーアとハーニーズ佐良浜のコンサート

宇宙の話は目からうろこで興奮して鼻息がふうふうでました。もう一度聞きたい。
コンサートはウーアやっぱり良い声で 声の振動がぐっと胸にくる
ハーニーズは宮古島の神事をつとめてきた元司の女性達5名 声色、年代のそれぞれ全く異なる(ぐちゃぐちゃってこと)彼女らの、
繰り返し繰り返しのリズムや手を外から内に、下から上に招く様な動き、声が次第に揃って上の方で束ねられたのをみた 20〜30分は歌い続けていたきがする、ほぼノンストップで 途中声をつまらせ、「ひとやすみせんと」とガラガラ喉がふるえたのがおもしろかった。


帰りにプラネタリウムを制作しているおじさんに見せてもらったエトワール☆プラネタリウム(ドームとセットで¥2050)
http://etoile-t.hp.infoseek.co.jp/ホ、ホームページだっさー
節約してるのに買ってしまいましたが、自分を信じて良かった。あんた最高よ。部屋が星空 布団の中が星空
微笑みながらねむりにつけます


その日の夜は大学時代からの友人のアトリエへ 
慣れないヒールの高い靴を履いたせいでツンツン歩きも限界で、駅からアトリエまでは彼女と靴を交換してもらいました。
プチタマネギとヒヨコ豆のスープおいしかった。電球にまきつけた金属のツタもすてきね
日本酒とお茶とスープを交互に飲みながら、オレンジの光りの夜はふけてゆきました。

2010/01/20

社交ダンス



潮風、アメリカデイコのこぶこぶの木、キョウチクトウ、海、岩、雑草、チョークの跡、サッカーボール、子供たち、
犬たち、かけずり、鳥たち、パン屑、老人の遊び場、ゲートボール、公衆便所、それが、飯島公園

飯島公園の前を毎日通る、
毎日違う顔ぶれ もしく、見慣れた人達、動物たち  

年末に、いつものように飯島公園の前を通った、いつも帰りは2度通る。
1度目、誰もいない広い公園で、一人両腕を広げた老人、キョウチクトウの木の隙間に目があった。 
2度目、遠くにきちんとスーツを着込んだ老人を見た、彼は目に見えない誰かと、
社交ダンスを踊っていた。

とても、丁寧に、紳士に、やさしく踊っていた。

私の姿に気がついて、一瞬、動きが止んでしまう。私は見ていない振りをして、彼の横を通り過ぎた。
私がくだらない振りをする前に、彼は再び ゆっくりと踊り始めていた。

2010/01/17

ドードー




ティピティン ママ ドードー

2010/01/15

涙がやってくる音も無く もうさびしくない、サンディは成仏した、もうこわくない、一人の部屋も
くりかえす おもいださないように口にださないでいる
枕元にサンディをみた 何日か前に。薄暗い早朝に。はっと起き上がって触れてみると、マイロだった
マイロが私の枕元にいる。初めてのことだった。母親に話すと、マイロに乗り移ってカリンのそばにもう少し居たいのよ、
もうすこしだけ、居させてあげて、と
言った。

わたしはそんなはずないよ、サンディは成仏したんだ
と言いました。

気を張る時間が長い程、心に抱える光りは増して、それはしずかなしずかな風船のように膨らんで
突然 やぶけてしまう

まぶたで隠しても隠しても、瞳を覆う光りは増えてゆくだけ それは涙に灯っていくらでもこぼれおちることができる。
こぼれおちたって、去っていく物じゃないし、しらない こんなところに露呈してどうするの
ばかみたい、さびしい。

洗脳









わたしは器用 わたしは器用

と自分を洗脳してゆく作戦。







2010/01/12

女王の庭











ヒヤシンス




部屋に帰ると、ヒヤシンスの香りでみちている。
真っ白な肉厚の花が、うっとりするような香りをはなってる

床に暴力をしたことを後悔している。

2010/01/06

2010/01/05

bebe


0歳からのつきあいの友人のおベイビーちゃんが誕生した。男の子と聞いてたけど、ぜったいおんなのこだと確信してて
きのう、そろそろだな、とおもって帰り道、生地屋で二重ガーゼとタオル生地を買って、ベビーシューズの型紙をもらってかえり
さっそくオコタでちくちくやってたところに知らせがきたので、
おとといみたエスパーの番組を思い出して、みただけでエスパー影響がきたのかとおもった。
あたしはサイキックパワーを、、、(まじまじと鏡をみたりして)
こぶしをぎゅっと握った無駄な時間をすごしました。

シューズは手縫いだとすごく時間かかって大変だけどさいこうにかわいらしいのが1足できた。
今日もう一足をミシンで縫った。むかしからお裁縫はたまにやるけれどとても好きで熱くなる。こころが燃える。きれいにはできないんだけれどね。だけれど寒い部屋でやってるときがつかないうちに手足が身体の一部とはおもえない冷たさになっていることもあり、ひさしぶりに暖房をいれて作業をしています。

このくつ、かわいいあんよに そっとふわりと添うよ、きっと

サンディは身軽になってずっとわたしの側にいる、はねたり飛んだりして、にこにこ舌を出してわらってる
すっかり線香くさいおんなになっていますが、あかちゃんの誕生など、うれしい話はつづくようです。

2010/01/03

かがやく





朝、起きると枕元、布団の足元 あの小さな犬がいない

私12歳 あのこが0歳
長靴下のピッピがだいすきだった ピッピがいつも肩にのせていたニルソン氏という猿がうらやましくて
ちいさなリスザルを肩にのせる夢をみていた
中学の受験、うかったらおさるさん買ってあげよっか ママほんと?
勉強きらいだったから ひとの話きちんと聞かないで猿の事や新しい遊びのことばかり考えていたし 
成績は悪かった でも国語は異常に成績がよかった 塾をたちあげたチュウマン先生から家に電話がきたこともあった
受話器のむこうからは、賞賛の声がした  それ以外めっきり勉強でほめられた記憶はない
 
受験に合格  さるだ さるだ

ママと心はずませ車に乗り込んでついたのは 暗い動物の乳臭い匂いの立ちこめた部屋だった
やっぱり犬にしようよカリン と車中で言われて はずんでいた心は細い煙をあげて焦げおちた
薄暗い蛍光灯ひかる部屋には小さなもじゃもじゃの ちいさなよちよちのヨークシャーテリアが何匹か、10匹くらいか
目を宝石みたいにしてちりちり揺れていた

さるのことを忘れてはいなかったけれど、しょんぼり耳も目も垂れた、いかにも弱そうなおとなしそうな子犬が目にとまって
 このこがいい と言っていた  だけども、ペット屋もママも、こっちの子のほうが丈夫そう
といって
目がきりっとしていて 
一段とかがやいていて 
毛のいろつやのよい
負けん気の強そうな子をさした
私は気が強そうでいやだな、とおもった


数時間後、その目のつりあがってかがやいてる犬は家にきていた 家族になった
日曜日だった 名前はサンディーになった



よく遊んだ 学校に行く朝 遊んでいると勘違いしてサンディは 玄関から飛び出して、門につづく道沿いのちいさな河の縁に
挑戦的なポーズで にっこにこで お尻の先についた短い尻尾をくるくる振ってた 前足は揃えて地面につけて 後ろ足はぴんと立てて
おしりを突き出して 
だめ、おちちゃうよ と近づいたら、しめたとばかりに振り向いて河にダイブした 子犬の悲鳴 たぶん、肋骨が折れていた
でも数分後にはヘッチャラ顔でママにだっこされて私を見送っていた

散歩しようと外に出しても こわくて一歩も歩けなかった 海で100m置き去りにして歩き出さないか見ていたけれど
一歩も動かなかった だから外を好きになる様に、カバンに入れてよく外に連れて行った
こわいどころか
そのうち外が好きすぎて脱走もよくした 帰って来なかった日もあった 死ぬ程心配したけれど 無事保護されて
なんだか綺麗で良い匂いになってかえってきてた

マイロと喧嘩して目を片方なくした 家に買えると床が血まみれで マイロも血まみれで
サンディとママがいなくて 電話すると泣きじゃくるママ
手術で心臓が2回止まった でもサンディは帰って来た 

たくさんある 一緒に人生の半分以上も過ごした

数年前から咳をするようになった くるしそうにぜえぜえして どんどん咳の音が変わってゆくのをみていた
医者のホンダさんは、心臓の鼓動が弱って不規則になっている と4種類の薬を飲ませる様に言った
ビタミン、咳止め、心臓、利尿の薬 これからずっとになる、ともいっていた


何度もばたんと倒れてひっくりかえっておもらししていた 身体が硬直して倒れた
咳も嗚咽のようになった

おなかがぎゅるぎゅる鳴って 食欲をなくして ぜんぜん食べなくなった また薬を増やした

うそみたいに回復しては、またどんと調子を悪くして 何度も繰り返した

咳はなぜか出なくなっていた 薬をあげるのをやめた 調子はよさそうだった 足はもつれて倒れていた


大晦日の午前4時すぎに私は部屋にもどった いつものようにヒーターの前でお気に入りのカバンに入って寝ている
そっと撫でる あたたかい
動かない 

動かなかった。


声を上げて泣いた 寝ていた弟がきがついて 泣きながら1階におりて戻って来た
お線香を1本もって






一日中、側に居た 棺桶をつくって お花を沢山買って来て 沢山謝って 沢山お礼をいって
沢山お祈りした 仏壇に行って亡くなった祖父祖母叔父叔母に どうかそっちでかわいがってやって、と
なんべんも祈った 

それでも
朝おきると 枕元 足元でいつも寄り添って眠ったサンディをさがしている

私がきちんとお別れしないと 天国にとんでけないよね 丈夫で大きな羽をはやしてとんでいけ
とんでいって



いままでかわいがってくれた友人たち、預かってくれたももちゃん、ほんとうにありがとうございました。